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全般性不安障害

全般性不安障害

全般性不安障害(GAD)とは

全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder: GAD)は、普段の生活の様々な出来事に対して漠然とした強い不安や心配を持ち続ける精神疾患です。漠然とした不安症状は6ヶ月以上続くことが多いのが特徴です。

全般性不安障害の症状

全般性不安障害の特徴には次のようなものがあります。

・慢性的な不安症状:特定の状況や出来事に限らず、広範囲にわたる不安感が持続する。
・過敏な反応:些細なことに過敏に反応し、心配や恐怖感が過度に強く現れる
・身体症状:動悸、息苦しさ、倦怠感、めまいや自律神経失調症など

このように幅の広い症状が出るため、重症化するほど症状が組み合わさることによって、私生活や仕事へ影響していきます。

全般性不安障害(GAD)の原因

全般性不安障害の主な原因には「環境要因」「遺伝的要因」「生まれながらの気質」などがあげられます。次で詳細を解説します。

原因1. 環境要因

仕事や私生活における不安感・プレッシャーや引越し・転職などの環境変化から、音・気温・日光の当たり方などの自然環境による影響など、様々な環境要因によって生まれるストレスにより全般性不安障害が発症する原因になるリスクがあります。また、全般性不安障害は、何か一つの大きなストレスではなく複数が組み合わさることで、発症する要因となることも。

このように、周囲を取り巻く些細なストレスも、全般性不安障害を発症する主な原因となりうるのです。

原因2. 遺伝的要因

うつ病やパニック障害などに関わるとされる遺伝子が全般性不安障害にも関連しているとの研究での結果から、全般性不安障害は遺伝的な要因が大きいのではないかと示唆されています。ただし、親が発症しているからと必ずしも子どもが発症するとは言えません。

参考文献: 全般性不安障害

原因3. 生まれながらの気質

全般性不安障害は、生まれながらの性格や気質が発症の原因に関連しているとも言われています。神経質で不安を持ちやすい性格の人に多く見られ、衝撃的な出来事や心配事が全般性不安障害の引き金となることが多いとも言われます。

全般性不安障害(GAD)の治療法

全般性不安障害の症状が軽度の間は、ストレス源を特定して離れていくことで改善されます。一方、重症化してしまった場合には薬物療法やカウンセリングなど、症状や状態に合わせた治療計画を練ることが大切です。

大阪こころの診療所 西梅田北新地院では、「副作用のない安全な治療がしたい…。」などの患者さんのご希望に合わせた治療法がご案内できるよう、様々な全般性不安障害の治療法を取り入れております。次に、全般性不安障害の治療法について詳しくお伝えします。

最初に、適正な休養が最も大切です

全般性不安障害を治すためには、前提として適正な休養がとても大切です。全般性不安障害の発症の元となったストレス源から距離を置き、十分な休息を確保することで、心と身体をリフレッシュさせながらストレスへの適応力を培うことができます。ストレス耐性を改善できれば、全般性不安障害の症状を改善しながら再発防止も期待できるのです。

治療法1. 薬物治療

全般性不安障害の治療薬には、次のようなものがあります。

抗不安薬

効果 不安や緊張を迅速に和らげるために使用されます。即効性があるため、強い不安や恐怖を感じたときに有効である。
具体例 ベンソジアゼピン系、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)など

抗うつ薬

効果 効果:不安症状の軽減に効果的であり、副作用も比較的少ない。
具体例 セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)など

全般性不安障害で現れる症状は人によって違いがあるからこそ、心療内科・精神科の専門医の指導のもと症状や状態を見極めて適正に治療薬を処方される必要があるのです。治療計画を立てる際には、薬物治療とその他の治療法を併せて用いることで、全般性不安障害の症状改善における相乗効果が期待できます。

治療法2. 精神療法

大阪こころの診療所 西梅田北新地院における全般性不安障害の精神療法は、公認心理師や臨床心理士などの心の専門家によるカウンセリングを通して実施されます。次で詳細を解説します。

公認心理師・臨床心理士によるカウンセリング|認知行動療法

全般性不安障害治療としての認知行動療法は、人々の思考や行動が感情や心理的な問題にどのように関連しているかを把握し、全般性不安障害につながる考え方の癖を改善する治療法です。

全般性不安障害に悩んでいる人は、否定的な思考や行動パターンを持ちがちです。例えば、自己否定的な考え方、無力感、希望の喪失などの癖をポジティブな捉え方に変えていくことで、不安症状の要因となる後ろ向きな思考の連鎖から抜け出すことを目指します。自分の考え方を変えるには、まず自分を把握し受け入れることが大切です。「今ここにある自分」を意識して現実を受け入れながら、感情に左右されない心を養うマインドフルネスの考え方を組み込むことで、全般性不安障害の再発を防ぐのに有効です。

大阪こころの診療所 西梅田北新地院で行う認知行動療法は、公認心理師や臨床心理士といった専門家によるカウンセリングを通して実施します。ご希望される方は、来院時にスタッフへお教えください。

全般性不安障害(GAD)セルフチェック

  • 仕事や学業などに不安が強い
  • 日常に対する不安を常に感じている
  • 緊張感やそわそわした感覚がある
  • 集中力がなくなり、意識がぼーっとしている
  • 不眠症状がある
  • イライラ感が強い
  • 不安や心配によって普段の生活に影響が生じている
このリストはあくまで参考情報であり、適正な診断や治療は医師の相談が必要です。

こちらの症状が2つ以上当てはまり、半年以上繰り返されていたり、普段の生活に支障があったりする場合には、全般性不安障害の可能性があります。全般性不安障害かもしれないと感じた際には、早期発見・治療のためにも迅速に医療機関へ相談することを推奨しております。

医療機関を受診することで、全般性不安障害の診断が正式に確定します。精神疾患の診断に対して不安やマイナスな印象を受ける方もいますが、病院で全般性不安障害の診断を受けることにはしっかりとしたメリットがあります。

病院で全般性不安障害の診断を受けるメリット

医療機関で全般性不安障害の診断を受けた場合、適正な治療計画を練ることで早期改善が期待できると共に、健康状態に合わせた行政や地方自治体などの公的機関によるサポートを受けられるケースがあります。例えば、病院へ行かず自己判断で仕事を休み始めてしまった場合、休業手当や病床手当を申請しても診断を受けた日からしか支給されず、休んだ日数分の満額を受け取ることはできません。

また、全般性不安障害の診断書を用いて精神障害者保健福祉手帳を発行すると、就労支援や医療費控除を受けられます。

このように病院で全般性不安障害の診断を受けることで、様々な行政的サポートを受けられるようになります。

全般性不安障害(GAD)の症状を伴う精神疾患のサポート支援

大阪こころの診療所 西梅田北新地院では、全般性不安障害の症状を伴う精神疾患のサポート支援として社会復帰の第一歩として有効なリワークへの紹介状や、行政のサポートを受けるために有効な診断書の発行を実施しております。このような、精神病に対するサポート支援についての詳細をご紹介します。

サポート1. 職場復帰・就労支援

全般性不安障害などの精神疾患治療の終わりがけでも、病気発症時のトラウマから復職ができなかったり、就職活動が困難であったりする患者さんは多くいらっしゃいます。そのような「職場復帰を目指したい方」を対象として、リワークや就労支援施設などへのご紹介も可能です。無理せず徐々に社会復帰を試みたいあなたに合わせた施設を見つけられるようにご支援します。

サポート2. 休職や復職に必要な診断書を最短で即日発行!即座に受け取れて安心

大阪こころの診療所 西梅田北新地院では、「限界がきたので早く休職したい…。」「全般性不安障害を早期に回復し職場復帰を目指したい…。」と考える可能な限り多くの患者さんを支えたいという気持ちから、休職・復職に必要な診断書を最短で即日発行ですぐにもらえるように努めております。精神科・心療内科には、当日や翌日などの予約を受け付けていなかったり、初診を受け入れていなかったりするクリニックがたくさん存在します。

今すぐに助けが必要にも関わらず、病院に受け入れてもらえない患者さんを出来るだけ減らせるように、当院の医師の診察では、迅速で適正な診断を心掛けております。

患者さんのこころの拠り所となるような治療を行うため、心の専門家である公認心理師・臨床心理士によるカウンセリングを実施しております。詳細については、ご来院時にご相談ください。

サポート3. 休業・傷病手当や精神障害者保健福祉手帳などの申請もサポート

全般性不安障害の症状を伴う精神疾患で休職した際には、暮らしの費用について悩んでいる方がたくさんいます。そのような状況に利用したい行政の制度として、休業手当や傷病手当、精神障害者福祉手帳を発行することで受けられる支援などがあげられます。休業手当とは、会社の都合で労働者が休業する場合(使用者の責に帰すべき事由)に平均賃金の60%以上が支給される制度のこと。一方、傷病手当とは、業務外の病気やケガで療養中のため働けず、給与が支給されない場合に休業4日目から標準報酬日額の3分の2が最大1年6ヶ月まで支払われる制度のことです。働けない状況でも暮らしの費用に困らないように利用可能な制度だと言えます。

また、全般性不安障害の症状を伴う精神疾患により社会生活を健康に送れない状態となった場合は、精神障害者保健福祉手帳(精神障害者手帳)が発行できるケースがあります。精神障害者が自立した生活を送るための支援を受けやすくすることを目的として発行されるもので、公共料金などの「経済的支援」や生活保護や就労支援を受けられる「福祉サービス」、医療費の自己負担額を減らせる「医療費の助成」といった支援を受けられるメリットも。

このような全般性不安障害の症状を伴う精神疾患に対する支援制度の申請をするには、病院の診断や通院が必要です。必要書類などはご自身でご用意いただき、精神科・心療内科で対応可能な診断書の発行作業などを迅速にサポートいたします。申請の詳細については各自治体にご相談ください。

全般性不安障害でよくある質問

全般性不安障害の原因は何ですか?
全般性不安障害の引き金は一つに限られず、遺伝的な要素や脳内における化学物質のアンバランス、周囲の環境、精神的な負荷などが複雑に影響し合っています。血縁者に不安障害を患う人がいるケースでは、その発症リスクが高まる場合があります。
全般性不安障害は治りますか?
全般性不安障害は、適切な加療によって症状をコントロールし、QOL(生活の質)を向上させることが見込めます。 寛解に至るケースもありますが、大半の局面においては、長期にわたるコントロールが必要となります。的確な医療ケアを受けることで、日々の暮らしに支障をきたすことなく過ごせるようになります。
全般性不安障害を持つ人が日常生活でできる対策は何ですか?
日々の暮らしの中で取り組めるセルフケアとしては、規則的なライフスタイルの確立をはじめ、運動やリラクゼーション(瞑想やヨガなど)の実践、栄養バランスの整った食事、十分な睡眠、適切なストレスコントロールなどが挙げられます。 さらに、専門家のアドバイスを受けながら、一人ひとりに適した対処法を見出していくことも極めて大切です。
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